こんにちは!Mac-BCL777です。

MacBook 12inch Retina Early 2016を購入して約2ヶ月になります。以前はMacBook Air 2012を使っていましたので、久しぶりのMacの買い替えになります。

CPUが非力なMac、使う人を選ぶMacとマイナスな評価も多いですが、私のような文字入力やWeb閲覧がメインで、動画編集などを行わない使い方だと薄いし、軽いし、とてもいいマシンだと感じています。

2ヶ月間使ってみてのレビューをしたいと思います。

 スペック


私は一番安価なモデルを購入しました。
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簡単なスペックは以下のとおり。
  • Mac OS X El Capitan
  • CPU:Intel Core m3 1.1GHz デュアルコア (Turbo Boost時、最大2.2GHz)
  • ストレージ:256GB PCIeベースのSSD
  • メモリ:8GB 1,866MHz LPDDR3オンボードメモリ
  • グラフィックス:Intel HD Graphics 515
  • バッテリー:41.4Whリチウムポリマーバッテリー
2015年版に比べると、CPUのSkylake化、SSDの高速化、メモリの高速化、バッテリーの強化がされています。デザインに変更はなく、中身の性能強化が行われています。

 CPUベンチマーク


簡単にCPUベンチマークを・・・。
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定番のGeekbenchのスコアです。
2015年版のMacBookを持っていませんので、他のサイトでアップされている情報からになりますが、2015年版の10%増しでしょうか。2015年版のCore M 1.2GHzと1.3GHzの間くらいのスコアだと思います。嫁が使っているMac mini 2011のIntel Core i5より高速な結果が出ました。

 ディスプレイ


さすがは2304×1440ピクセルのRetinaディスプレイですね。とても綺麗です。文字もくっきりと表示されて、色合いも素晴らしいですね。この画面を見たら、非RetinaのMacには戻れないですね。

ただ標準だと、最高で1440×900でしか表示できなくて、私はデスクトップが狭く感じました。ですので、QuickResという有料のアプリケーションを使い、最大2403×1440ピクセルが使えるようにしました。私は1920×1200ピクセルで使っています。とても見やすいです。QuickResについては、後日レビューさせていただこうと思っています。

 キーボード


世間で賛否が分かれているのが、このバタフライキーボード。
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確かストロークが浅くて、最初は違和感を感じましたが、しばらく使っていると慣れます。力をあまり入れずに入力すると、いい感じで入力できます。今では、このキーボードが気に入っています。たまにThinkPadのキーボードを使うと、キーが重く感じます。とはいえ、癖のあるキーボードであることは確かですので、購入を検討されている方は、Apple Storeなどで実機を触ることをお勧めします。

 ストレージ


「BlackMagic Disk Speed Test」で測定しました。
2016年モデルの書き込み速度は618.9MB/s、読み込み速度は927.7MB/s。2015年モデルより書き込みで30%、読み込みで20%ほど高速化されているようです。
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 バッテリー


2016年モデルは少しバッテリー容量が増えたこともあり結構持ちます。カタログスペックの10時間までいきませんが、普通に文章入力、Web閲覧、YouTube動画閲覧で、私の場合7時間は持っています。動画編集などの重い処理をしなければ、1日は持つと思います。夜充電すれば、昼間はバッテリーだけで運用できると思います。

USB-C端子での給電のため、市販のモバイルバッテリーでも給電できますので、モバイラーの方には便利だと思います。

 USB-C端子


世間では、USB-C端子一つしかないことが不便だと言われていますが、私は2ヶ月間使ってきて、不便だとは感じませんでした。というのも、基本的にワイヤレスで接続しますので、USB-C端子を介してデータをやり取りすることはあまりなかったです。スマホのデジカメ画像は、Googleフォトでやり取りしますし、ネットも無線LANで行っていますし、外部スピーカもBluetoothなので、困ったことはありません。TimeMachineのバックアップでUSBメモリを接続するくらいですね。USBメモリはUSB-AからUSB-Cの変換アダプタを使っています。変換アダプタの詳細は後日レビューさせていただこうと思っています。

USB-C端子でディスプレイ接続やSDカード読み込みについては、市販のアダプタを購入すれば可能ですので、必要に応じて購入されると良いと思います。

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 アプリなどの使用感


MacBookにはOffice365やテキストエディタ、簡単な画像編集アプリをインストールして使っていますが、Core m3ということで心配された動作の遅さはあまり感じませんでした。普通に使う分には快適に使えています。比較対象のMacBook Airが2012年モデルだったからかもしれません。大量に複数アプリを開き、同時に処理させると、確かにもたつきを感じますが、そのような使い方はあまりしませんので、私の場合、問題ありません。動画編集などには向きませんが、文書作成がメインであれば問題ないと思います。

 まとめ


【良かった点】
  • 重さが920gと軽量で、薄く持ち運びしやすい。
  • 12インチRetinaディスプレイで見やすい。
  • バッテリー持ちが良い。
    (私はモバイラーではありませんが、家の中でもACアダプタなしで使えるのはとても便利である。)
  • USB-C端子の給電で、モバイルバッテリーが使える。
【気になる点】
私は特に不満な点はありませんが、強いて挙げるとすれば以下の通り。
  • USB-C端子はまだ製品が少ないので、活用するにはアダプタを購入する必要がある。(購入したアダプタについては、後日レビューしようと思っています。)
  • バタフライキーボードのストロークが浅いので、慣れが必要。
  • 同スペックのWindowsPCに比べると、ちょっと高価である。
良かった点、気になる点を挙げてみましたが、私個人としては、満足度が高いです。私のやりたいことであれば、快適に使えており、買って良かったを思えるMacです。とはいえ、拡張性に制限があるのは確かで、使い方によっては、不便なMacかもしれません。

私が思う12インチ型MacBookに向いている使い方は以下の通り。
  • 文書入力がメインの人
  • 画像編集や動画編集をあまりしない人
    (軽い画像編集なら問題なく使えます。)
  • 持ち運びが多くて、軽さ、コンパクトを求める人
  • 外部接続をあまりしない、本体のみで完結できる人
以上の使い方をする人は、間違いなく便利なMacだと思います。

私にとっては、買って良かったと思えるMacです。末長く使っていきたいと思います。